鍵っ子もいろいろと思うことがあるんです
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Angel Beats!-Heaven’s Door 3 (電撃コミックス)Angel Beats!-Heaven’s Door 3 (電撃コミックス)
(2012/02/27)
麻枝 准

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最近AngelBeats!のマンガ3巻を購入しました。皆さんも読みましたでしょうか。この3巻の時点ではAB!本編にはまだ触れられておらずその前日譚をマンガ化しています。そしてそれは「AngelBeats! TrackZero」とは少し異なる他のメンバーとの結成、ガルデモの結成を含めた、いわばAngelBeats!の総決算となる作品に仕上がっています。非常におもしろいです。個人的に大山君がすごく活きてるなと思いました。彼は個性がないことを卑屈に感じる必要はないと思いますね。ホントにそれが個性として活きていると、目立ってるなーと思いますし。…そうですね!ショタですっごく可愛いと思いますよ!←

AngelBeats!の感想が二極化してる理由

AB!は自分がBDをフルマラソン出来た初めての作品です。この作品の制作が決まった頃から買うことは決まっていましたが。keyのオリジナルアニメということでその仕上がりは非常に楽しみでした。しかしあまり世間では全員が全員面白かったという印象はなかったようです。自分は今まで観たアニメ作品では随一だと思っていますし、これからもそれは揺るがないと思います。ではAB!が万人受けしなかったのは一体何故なのか。それは明らかな描写不足だと思います。この点は認めざるを得ないと思いますね。でも自分は逆に、というかAB!を面白いと感じた方々は恐らくこの描写不足故に面白いと感じたんだなと思いました。だって色んな解釈ができるじゃないですか。AB!を愛している皆さんは非常に想像力豊かで素敵な方だと思います。実際自分のAB!仲間さんはホントに素敵な人ばかりでした。同人活動もこのAB!から始めた自分ですが一番key作品ではサークルの数が多かったように感じます。

最近アニメをすごく受身で見ている人が多いと思ってます。描写の説明は、伏線は、必ず後で登場人物から説明が、明らかな表現が見つかるんだと期待しているんです。だからこそ伏線が少なく、それでいて物語の根幹を揺るがすような大きなものばかりで構成されているものは一般的に面白いと言われますし、その逆は面白くないと言われるんです。ちょっと待ってください。アニメだって立派な創作の一つなんです。確かに商業向けに作ることが大切なものですがその作品の説明をすべて受身で待ち構えていては楽しくないでしょう。伏線、なんて大げさなことを言いましたがそんなものなくたって、自分でそう思い込んだならそれは物語の伏線となり得るんですよ。

ひなユイ、野ゆりが理想のカップリング

それを踏まえて今回取り上げるのはAB!の描写不足の中の一つ「ひなゆりなのかひなユイなのか」ということです。是非「一番の宝物」を聴きながら読み進めて下さると嬉しいです。日向はAB!作品の中では10話「Goodbye Days」においてユイに愛の告白をし、死後の世界から卒業させました。一見このままだとひなユイのカップリングが成立しそうではありましたが11話「Change the world」において死んだ世界線線の解散をゆりに宣告されたとき、トラゼロからのAB!読者はその伏線を回収しつつひなゆりにも傾きつつあったわけです。もしかしたら日向は10話でユイに告白したのは音無の作戦に加担しただけで恋慕を抱いていなかったのでなないか、と。そんな悲しいことは有りません。それではユイにゃんが心の底から語った「結婚」への願望をすべて聞き流していたんだってことになってしまいます。自分はもうこんなことを文章にするだけで泣いてしまいます(´;ω;`) だからこそ、自分はひなゆりよりもひなユイを推したいと思っています。ゆりっぺは野田君と幸せになってほしいです。彼はこのAB!1話から最後まで本当に一途な男の子でした。彼の世界は常にゆりっぺを中心に回っていたんです。そんな彼をもっと掘り下げてほしかったですね…13話は野ゆりで泣かされると確信していましたから。ゲーム化されたなら是非野田君を幸せにしてください。お願いします。

可愛いですよね日×野本少なくて残念です(´・ω・`)

一番大人だった日向、一番子供だったゆり

この物語の一つのテーマとして彼らの成長が挙げられるかと思います。その成長の意味合いを自分は「死後の世界への見方」だと捉えました。それを前提に考えていきます。
日向は死んだ世界戦線の初期メンバーでもあり、ゆりっぺの傍に誰よりも長く居た存在です。そんな彼だって最初は神への反逆を誓った仲間でした。…果たして、本当にそうでしょうか。この戦線メンバーの中に神への反逆を本当に望んでいた人物はいたのでしょうか。自分にはその強い想いを感じられませんでした。唯一それを感じ取ることができたのは、紛れもなくゆりっぺだけです。そもそも日向がこの戦線に入った理由はゆりっぺをいつまでも笑っていられるように傍にいるためです。これは確かにプロポーズの様に見えなくもないんですが、自分はゆりっぺの父親の様なスタンスだなと感じました。トラゼロを終えてしまえば日向はまた主人公の取り巻きの一人に戻ってしまい、その想いを垣間見ることは出来ませんが、彼はこの戦線メンバーの誰よりも先にこの世界の存在理由に気付いていたのではないかと思います。それを仄めかすトラゼロなのではないでしょうか。そしてこの世界の存在理由に最後まで気付かなかったのもゆりっぺです。彼女はこの戦線のリーダーであり、生前では弟たちの面倒をみるお姉さんだったようですが、戦線メンバーの中で誰よりも幼く自分の目には映りました。逆に日向はゆりを最後まで面倒を見ようと決意し、戦線の卒業式を親友の音無へとすべてを託したその姿勢が誰よりも大人びた姿に自分には映りました。

ゆりっぺとは相対する死後世界でのユイの生きる姿勢と日向自身の成長

やはり恋に発展するわけですから、音無君とゆりっぺには感じない何かがユイにゃんにはあったんだって思います。それは恐らくユイに一番顕著に見れた死後の世界での姿勢だと思います。
ユイの死後の世界での姿勢はゆりっぺのものとは対立し合うものですよね。ユイはこの死後の世界で叶えられなかった生前の心残りを解消しようとしています。これは音無・天使の考えるこの世界の存在理由である「魂の救済場所」としての役割を果たしていることに繋がります。対してゆりっぺはこの世界で青春を謳歌することに反発する姿勢です。確かに青春を謳歌してしまえばこの世界から卒業することを意味するのですから神に反逆することが叶いませんからね。作中でもゆりっぺはユイを邪見に扱っていたように感じます。そもそも会話するシーンはほとんと皆無ですよね。それはこの相対する生き方に由来するのかもしれません。さて、では日向の姿勢はこのどちらなのでしょう。自分はユイの生き方こそが日向の考えに近いのではないかと思います。日向は、理不尽な人生を与えた神に反逆したかったわけじゃない。むしろこうして感じられなかった青春を今実感できていることに感謝しているんだと思います。だからこそユイにゃんの全うする死後世界での生き様に共感したんだと。その共感こそが日向がユイに惹かれる根本だと考えます。

ユイへの共感が嫉妬へ、そして恋の感情へ

10話の感想に「ユイの相手役が音無じゃなかったら良かったのに…」というのがよくありますが、自分は逆ですね。むしろ音無でなければ告白への伏線にはならなかったと思います。日向がユイへの恋を感じたのはどこだったのかを考えます。やはり作中で描かれる10話以前のひなユイは友達止まりのような気がします。問答はすごく夫婦漫才にも感じますが。となるとやはり注目すべきは10話です。自分はひなユイの恋慕感情は10話のAパートに初めて生まれた感情だと思います。その具体的なシーンは…野球を練習する傍で日向が野球ボールをどこかで拾うシーンですね。ここが間違いなくひなユイの誕生の瞬間だと思います。何故なら、これは恐らく日向の音無への嫉妬だからです。この嫉妬こそがユイへの共感を恋感情へと発展する契機となるんだと思います。

ひなたんの足ぺろぺろ(^ω^)

傍からユイの幸せな表情や声を聞くと、胸が痛んだ日向は音無と野球勝負をするんです。自分で納得したかったのではないでしょうか。ユイの相手役にふさわしいのは音無ではなく俺だと。それを確認したいがために大人げない野球での一球勝負をするんです。そして誰よりも大人だった日向は音無が戦線を卒業させることにも気づいていました。でもユイだけは自分の手で卒業させてほしいんだと願ったのかもしれません。日向の様々な願望や想いを総決算する意味を込めて、「本気の野球」と「フルスイング」なのでしょう。ですから10話のAパートは相手役が日向ではだめなんです。誰よりも日向と仲の良かった音無であったこそ日向はユイへの恋に気付き、告白をするんですから。今思えば、「これなのか?」に始まった日音はこのフルスイングのための伏線だったのでしょうか。

音無の言う「本気の野球」

日向の総決算「フルスイング」


確かに日向のユイへの告白はすごく唐突だったと思います。あの流れだったら音無が告白したほうがすっと流れたのかもしれません。ですがこう考えたとき、やはりユイの相手役は日向なんじゃないかと自分は思うわけです。ユイはこの死後の世界では何事にも真剣に向き合ってきました。ガルデモだってちょっとした憧れだけでは最後まで全うすることはできなかったでしょう。ギャグキャラ要因であった彼女にもこの死後の世界で大きな成長を垣間見ることができたように思えます。それが10話における日向からの告白によって認められたのではないでしょうか。前述の通り日向がユイに惹かれた理由の根幹は彼女の生き方そのものです。告白は同時に彼女の頑張りを認める意味合いを込めてあるんだなと思います。麻枝さんと監督の岸さんは音無と天使・ゆりの物語である故に戦線メンバーの卒業を切ったと仰っていましたが、このユイの卒業だけはカットしなかった所以はここにあると考えます。彼らの成長は「死んだ世界線線における考え方の変化」であると感じさせられたのではないでしょうか。そしてそれはこのユイの前向きな生き方に何よりもはっきりと描かれてました。



ここまで書いておいてなんですが…もちろんひなゆりが駄目だなんてそんなことはありません。トラゼロでは確かにそう見えましたし、日向の中でゆりっぺの存在は非常に大きいものだと思います。あ、もちろん日音も有りですよ?大ありです。むしろノマカプじゃなかったらこのCPを是非推したいところです←
初めてのAB!記事が書けてなんだか嬉しいなうです!ずっとAB!については触れたかったのですがアニメ放送も終わって1年経ってしまい機会を失っていました(´・ω・`)こうして書ききることができて良かったなってほっとしてます。本当は「一番の宝物」やらガルデモの曲についても色々と思うことがあるんですが…それはまたの機会ということで。AB!アンチだった方も是非もう一度AngelBeats!を考えてみてほしいと思います。決して一筋縄ではいかない麻枝ワールドですから!



Keep The Beats!Keep The Beats!
(2010/06/30)
Girls Dead Monster

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【2012/03/09 00:19】 | key
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