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鍵っ子もいろいろと思うことがあるんです
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ここからの記事は前回の小説「犠打」についての内容を含みます。
読みえてくださった方は追記からご覧ください。


小説「犠打」を最後まで読んでいただいた皆さん、まず初めに読んで下さってありがとうございました。唐突に書いた短編でしたがコメントを頂けて嬉しいです。辛口のコメントも多々ありましたが、これからも精進する糧と致します。

さて今回この「犠打」について少し後書きを残しておきます。この小説のテーマは「意味ある死の存在」です。誰かの犠牲になって死ぬ、というのはマンガでも良く見受けられますがその犠牲が果たして意義あるものだったのか、そしてそれが犠牲となる人間の意志とは関係なく起こされてしまった時、犠牲になったその人は自らの死に意義を見出してもらうことをどう考えるのか…それを読んで下さった皆さんが考えてくれるきっかけになるようなお話になるように考えました。読んで下さった皆さんに真剣にテーマについて考えてもらえるのか、というのを試みた次第です。あくまで考えるきっかけです。自分がその解を提示しているわけではありません。なおこの物語の登場人物には名前が存在しませんが仕様です。

皆さんはこのお話を読んでこのテーマについてどう考えられたでしょうか。やはり自分の稚拙な文章ではその問題提議にすら気づいていただけなかったかもしれません。それでもこの後書きで描かれたテーマを考えてみて、どう思いましたでしょうか。もちろんその答えを自分は自分で持ってはいますが、読者に考えさせることが今回の目標ですので。
このお話では一人の女性が犠牲となって一人の青年の命が助かるという奇跡を描きました。彼女の犠牲は果たして青年によってどう理由付けされたのか。それ自体を青年は「偽善に塗れた」と言っていますね。しかし彼女がアフリカの地で行方不明となり過激な性暴行を受け瀕死にあった危機的状況を青年が救ったと捉えることだってできます。そのどちらが正解だったのか、それはどちらとも言えないとしか言えません。ただ一つ言えるのは青年の最後には後悔しか残っていないということ。しかしそれも知る術はありません。すべては彼女の主観一つなのですから。



俺はずっとあの黄色い世界で、人を殺す言い訳を探してた。
その末に見つけ出した偽善に塗れた都合の良い言い訳は、果たして彼女を幸せに出来たのだろうか。
もし彼女以外の人間を選んでいたとしても、彼女は死んで見つかったかもしれない。
もし生きていたとしても、ずっと昏睡状態から目覚める事はなかっただろう。
なら彼女の死に意味が出来た今、彼女はあの黄色い世界で喜んでいると言えるのだろうか。
それを知る術はない。彼女の主観次第だ。



この「犠打」はまずタイトルを考えました。タイトルがあってテーマがあって構成があって。スピリチュアルな世界での体験と現実の不条理な犯罪が2重構造は当初からの構成でした。黄色い世界での描写をより柔らかに、現実世界での描写をより残酷にみせるギャップを生んだつもりです。ですから黄色い世界での描写は天使と呼ばれる存在との対話、そして青年の心の声を軸に心情描写を中心に描きました。それに対して現実世界での描写は淡々とした事実の叙述、愛する女性の考古学に対する大きな希望とそれを砕く過酷な仕打ちを軸にあっさりとした表現をしました。

結局天使がどういう存在だったのか。それは天使以外の何者でもありません。彼の起こした奇跡が彼の強い意志に基づくものなのか、唯の悪戯に過ぎなかったのか。その答えは最後の彼の言葉にすべて込めました。

自分は非常に文章表現にストックがありません。テーマがテーマだけに技術力量が追い付いていないといくつもコメントを頂きました。その通りです。自分は文章を書く訓練を受けたわけでもなくたくさんの知識を持ち博識なわけでもありません。やはり勉強不足が滲んだのも今作ですね。これからも頑張るので投稿作品を読んで頂けると嬉しいです。本当にありがとうございました。


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小説「犠打」を最後まで読んでいただいた皆さん、まず初めに読んで下さってありがとうございました。唐突に書いた短編でしたがコメントを頂けて嬉しいです。辛口のコメントも多々ありましたが、これからも精進する糧と致します。

さて今回この「犠打」について少し後書きを残しておきます。この小説のテーマは「意味ある死の存在」です。誰かの犠牲になって死ぬ、というのはマンガでも良く見受けられますがその犠牲が果たして意義あるものだったのか、そしてそれが犠牲となる人間の意志とは関係なく起こされてしまった時、犠牲になったその人は自らの死に意義を見出してもらうことをどう考えるのか…それを読んで下さった皆さんが考えてくれるきっかけになるようなお話になるように考えました。読んで下さった皆さんに真剣にテーマについて考えてもらえるのか、というのを試みた次第です。あくまで考えるきっかけです。自分がその解を提示しているわけではありません。なおこの物語の登場人物には名前が存在しませんが仕様です。

皆さんはこのお話を読んでこのテーマについてどう考えられたでしょうか。やはり自分の稚拙な文章ではその問題提議にすら気づいていただけなかったかもしれません。それでもこの後書きで描かれたテーマを考えてみて、どう思いましたでしょうか。もちろんその答えを自分は自分で持ってはいますが、読者に考えさせることが今回の目標ですので。
このお話では一人の女性が犠牲となって一人の青年の命が助かるという奇跡を描きました。彼女の犠牲は果たして青年によってどう理由付けされたのか。それ自体を青年は「偽善に塗れた」と言っていますね。しかし彼女がアフリカの地で行方不明となり過激な性暴行を受け瀕死にあった危機的状況を青年が救ったと捉えることだってできます。そのどちらが正解だったのか、それはどちらとも言えないとしか言えません。ただ一つ言えるのは青年の最後には後悔しか残っていないということ。しかしそれも知る術はありません。すべては彼女の主観一つなのですから。



俺はずっとあの黄色い世界で、人を殺す言い訳を探してた。
その末に見つけ出した偽善に塗れた都合の良い言い訳は、果たして彼女を幸せに出来たのだろうか。
もし彼女以外の人間を選んでいたとしても、彼女は死んで見つかったかもしれない。
もし生きていたとしても、ずっと昏睡状態から目覚める事はなかっただろう。
なら彼女の死に意味が出来た今、彼女はあの黄色い世界で喜んでいると言えるのだろうか。
それを知る術はない。彼女の主観次第だ。



この「犠打」はまずタイトルを考えました。タイトルがあってテーマがあって構成があって。スピリチュアルな世界での体験と現実の不条理な犯罪が2重構造は当初からの構成でした。黄色い世界での描写をより柔らかに、現実世界での描写をより残酷にみせるギャップを生んだつもりです。ですから黄色い世界での描写は天使と呼ばれる存在との対話、そして青年の心の声を軸に心情描写を中心に描きました。それに対して現実世界での描写は淡々とした事実の叙述、愛する女性の考古学に対する大きな希望とそれを砕く過酷な仕打ちを軸にあっさりとした表現をしました。

結局天使がどういう存在だったのか。それは天使以外の何者でもありません。彼の起こした奇跡が彼の強い意志に基づくものなのか、唯の悪戯に過ぎなかったのか。その答えは最後の彼の言葉にすべて込めました。

自分は非常に文章表現にストックがありません。テーマがテーマだけに技術力量が追い付いていないといくつもコメントを頂きました。その通りです。自分は文章を書く訓練を受けたわけでもなくたくさんの知識を持ち博識なわけでもありません。やはり勉強不足が滲んだのも今作ですね。これからも頑張るので投稿作品を読んで頂けると嬉しいです。本当にありがとうございました。

【2012/03/29 02:12】 | 小説
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